感電するとどうなる?

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コンセントを抜き差しする時に、パチッと火花が出たことはありませんか?
その火花に触れると痛いだけでは済まない場合もあります。今回は感電発生のメカニズムと身体に与える影響を紹介します。

感電発生のメカニズム

感電は電撃ともいわれ、人体に電流が流れることで発生します。発生するケースは2つあります。

1つは体を通り大地(アース)へ電流が流れて感電するケース。先ほど挙げた一例がこのケースにあたり、片手で電源に触れると電流が触れた手から身体を通り足へと流れていきます。
もう1つは、電源線間に接触した場合です。例えば、電気が通っている状態で、右手でコンセントの一方の金属に触れ、左手でコンセントのもう片方の金属に触れると、左右の手を電流が流れ感電します。

流れる電流の大きさと人体反応

個人差はありますが、概ねこのような症状となります。
1mA:ピリッと感じる程度
2~9mA:ビリビリ感じ我慢できるが苦痛を感じる程度
9~16mA:完全に自力で接触した電源から触れられる最大限度の電流
16mA以上:電源から離れられない状態”
20mA:呼吸が苦しくなり引き続き流れると死に至る
50mA:短時間でも生命が相当危険な状態となる
100mA:致命的な障害を起こし死亡する可能性がきわめて高くなる心臓に”100mAが3秒間”又は”1000mAが0.3秒間”電流が流れると、心臓に心室細動現象(細かくけいれんし血液が送れなくなる)が発生し、血液循環が止まり、呼吸停止となり数分で死亡に至ります
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 感電の危険因子

人体に流れた電流によって危険の程度が決まり、電圧の大小は直接関係無いといわれています。
通電電流の大きさ→大きい程危険
通電時間→長いほど危険
通電経路→脳・心臓を通ると聞け
電源の種類→交流が危険(一般的に使用している電気)
周波数→50Hz、60Hzが危険(一般的に使用している電気)
感電による人体反応は程度によって症状が重くなっていきます。感知→手の固着→けいれん→呼吸困難・窒息→心拍停止→呼吸停止→意識の喪失。

家庭ではどれくらいの電流が流れる?

電流Iは、I=V/Rで計算します。
電圧Vは、家庭の電圧なので100V。抵抗Rは人体抵抗となります。人体の皮膚が完成してる時の抵抗値は約4000Ω、皮膚が濡れていると0~300Ω。人体の内部抵抗は約500Ωといわれています。
抵抗値は皮膚抵抗と内部抵抗の合計値となりますが、最も最悪な状況を考慮すると、内部抵抗のみの500Ωとなります。
この場合、家庭で感電した時に人体流れる電流は
100V÷500Ω=200mAになります。これまで紹介したとおり、この感電電流だと”死亡する可能性がきわめて高く非常に危険”です。

 まとめ

ご家庭の100V電源でも濡れた手でコンセントを抜き差しすると感電死するケースもありますので十分注意しましょう。
また、感電しないための検電器を準備すれば、さらに安全が確認できます。

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