エネルギー管理士の難易度は?熱・電気どっちがオススメ?

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エネルギー管理士試験の難易度は?
熱と電気ではどっちが難易度低いの?取りやすいの?
気になりますよね。

私は、熱と電気の両方の試験を受験しました。その体験をもとに、試験の難易度やポイントを紹介します。

結論:経験から言えば、熱がオススメ。

難易度は、受験者の予備知識によって変わりますが、やる気があれば合格できます!

私が実際に使ったテキストは、過去問参考書の2冊だけです。(電気・熱の合計でも買ったのは全部で4冊)
<→エネルギー管理士(熱・電気)おすすめテキスト

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予備知識が無い「素人」でも必ず合格できる。

予備知識が無い素人同然の「職場の同僚の女性」でも、コツコツ勉強して免状を取得しました。ちなみにこの方は、熱を選択しました。

経歴は、文系の高卒で一般事務職の経験者です。数年前に設備管理職場へ異動となりました。異動後の業務は事務仕事がメインで設備管理業務は少し「かじった」程度でした。このように予備知識がほぼ無い状態から始めても資格取得することができたのです。

これが評価され今では、エネルギー管理者に選任され省エネルギー業務に従事しています。

しかし、私の経験からも参考書や問題集だけで独学を進めるのはなかなか難しいです。
通信教育だと基礎から試験対策までペース配分もおまかせなのでオススメです。技術系資格を専門に扱っている通信講座サイト(JTEX)を紹介しますので、気になる方はチェックしてみてください。

エネルギー管理士とは

旧制度では「熱管理士」「電気管理士」と呼ばれ別々の資格でした。両方の資格を取得するためには、2回試験を受ける必要があったのです。これが現在は、1本化され「エネルギー管理士」となっています。

試験では以前の名残があり「熱管理課目」「電気管理課目」の2つに分かれています。どちらか一方で合格した場合でも「熱分野」「電気分野」の両方の管理できることとなっています。昨今の地球温暖化問題を背景に、今後ますますエネルギー管理士の重要性は高まっていくと考えます

法律でエネルギー管理者の選任義務がある

「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(通称:省エネ法)」により一定以上のエネルギーを使用する事業場(事務所、工場)にはエネルギー管理者を選任しなければなりません。その管理者には、エネルギー管理士免状を持った人が選出の条件となっています。

免状を取得する方法は2つ

1.エネルギー管理士試験に合格する方法
試験: 毎年8月上旬
合格率:20~30%

2.エネルギー管理認定研修を終了する方法
研修: 毎年12月上旬
合格率:60~70%

熱課目と電気課目のどっちを選ぶ?

「熱管理課目」をオススメします。
受験者の基礎知識によって変わると思いますが、両方受験した経験から言うと「熱管理課目」の方が難易度は低いように感じました。

但し、前提条件としてこのサイトの管理人は、「機械工学科の大学卒」であり「熱分野」に馴染みがあったのも事実です。

電気管理課目の難易度

よくエネルギー管理士は、電験2.5種と言われます。

理由は、電験3種、電験2種と比較され難易度が、電験3種<エネ管<電験2種の順だからです。

私は、「電験3種」に合格した翌年に電気管理士試験を受験しました。両方受験した経験から言えば、難易度はエネ管も電験3種も「ほとんど同じレベル」だと感じました。

当然、試験の性質が違うため、問題の種類も異なります。

例えば、電験3種は電気設備の工事・保守など保安監督が目的ですので、出題範囲が幅広く多くの知識が必要です。電験3種では「発電所」の問題が出題されますが、エネ管では出題されません。

エネ管は、エネルギーを合理的に使うことが目的ですので、範囲が狭くより深い電気の知識が問われます。電気数学はエネ管の方が深く突っ込んだ問題が出題されますので、電験3種では必要なかった「ラプラス変換」などの勉強が必要となります。また、工場配電での力率改善などの知識も問われます。

ここで挙げたのは一例ですので単純比較はできませんが、エネルギー管理士試験が電験3種より難しいとは感じませんでした。むしろ、オーバーラップする部分が多いので同じ年に同時に受験し、複数年で合格を目指す方がむしろ効率的だと思いました。

でも、エネルギー管理士試験は、受験料が高いので悩ましいところです。やはり一発合格したいですね。

熱管理課目の難易度

電気課目よりも熱課目の方が、難易度は低いように感じました。文章問題が多く計算問題はそれ程多くありません。また、設備管理の総合的な知識を問うので、設備管理業務を行っている人には馴染みのある言葉が多く、とっつき易いと思います。

最も短時間で、エネルギー管理士(熱分野)に合格する素質のある人は、「機械科の工専・大学を卒業して間もない社会人で、乙4の資格を取得した設備管理の業務に就いている人」だと考えます。

<→危険物取扱者(乙4)>

理由は「熱と流体の流れの基礎」は理論系の問題であり「流体力学」「熱力学」「伝熱工学」といった学生時代に勉強したことが多く出ます。

「燃料と燃焼」では、燃焼計算の出題がありますが、乙4で勉強する内容なのでその延長線上と言えます。「熱利用設備及びその管理」は、実務系の問題であり「計測、制御」「熱利用設備」といった「日常仕事扱う設備」そのものだからです。

学校を卒業して間もない人は、「熱利用設備及びその管理」に苦労すると思います。一方、理論の予備知識の無い方は「熱と流体の流れの基礎」で苦労するかと思いますが、粘り強く過去問題を繰り返し解けば大丈夫です。

使った参考書・問題集<→エネルギー管理士(熱・電気)おすすめテキスト>

熱分野

使った参考書は、2冊のみで1冊は過去問題集。もう1冊はコレです。テキストを繰り返し解くことで一発合格出来ました。

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詳しい勉強方法は、こちらをどうぞ。
→エネルギー管理士試験の合格体験記

私が使用した過去問題集は、省エネルギーセンター出版でしたが、2018年度版から電子版のみの発売となりました。

電気分野

基礎的な部分については、電験3種試験で使用した参考書をベースに勉強しました。
<→電気素人が合格した電験3種おすすめ参考書

エネルギー管理士の為に買い増ししたのは、2冊のみで1冊は過去問題集。もう1冊はコレです。

私が使用した過去問題集は、省エネルギーセンター出版でしたが、2018年度版から電子版のみの発売となりました。

特定の科目だけ買えるのでお財布には優しいですが、電子版では勉強がやりにくいのでやはり製本されたテキストがオススメです。

この業界の大手出版社である「オーム社」「電気書院」のどちらかを買えば間違いありません。

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幸運を祈ります。

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