プラントエンジニアが転職を考えた時、どの業界や職種を狙えば良いのでしょうか?
プラントエンジニアは、専門性が非常に高い職種ですが、専門性が高すぎるために、自分のスキルや経験を活かした転職先がなかなか見つかりません。
私が化学プラントのプラントエンジニアから精密機械メーカーの設備管理技術者へ転職した経験を元に、そんな気になる情報を紹介します。
目次
私の体験談
オススメの転職先は?
経験・スキルを100%活かして給料をアップしたい人向け
経験・スキルを80%活かして違う業界で活躍したい人向け
経験・スキルを50%活かして立場を変えて仕事をしたい人向け
経験・スキルを30%活かしつつ新しいことに挑戦したい人向け
私の体験談
化学プラントのプラントエンジニア(施工管理技術者)から精密機械メーカーの設備管理技術者(オーナー側)へ転職をしました。
私の場合は、今までのスキル・経験を活かした「異業種異職種」への転職でした。
両方とも似た職種だと思うかもしれませんが、仕事の内容や求められるスキルは違っていました。プラントエンジニアでの経験も活かせる転職先でしたが、それだけは必要な知識は足りませんでした。転職後は、一から覚えることがたくさんあり苦労しましたが、スキルも給料もアップし転職は成功しました。
今でも後悔はしていません。しかし、建物や機械設備に携わるエンジニアであっても業界や職種が変わると必ず苦労します。「異業種異職種」を狙うには強い意志が必要です。
オススメの転職先は?
転職先は、大きく4つに分かれます。
「同業種同職種」「同業種異職種」「異業種同職種」「異業種異職種」です。
今のスキルや経験をどの程度活かしたいか?で、オススメの転職先が決まります。
今、働いている仕事の内容を振り返って、どれを選ぶか考えると転職活動が進めやすくなります。
経験・スキルを100%活かして給料をアップしたい人向け
狙いは、「同業種同職種」です。
プラントエンジアの経験を最大限に生かしてスキルアップするなら断然、今と同じプラント業界で同じ職種に転職することです。
今の会社で普通にやっている仕事のやり方であっても、違う会社ではシステム化されていない場合もあります。自分のやり方を導入するだけでも「改革レベル」に値することもあります。自分の経験に転職先のノウハウを融合させ、さらにスキルアップが可能です。今までの経験が評価されれば、給料アップが狙えます。
そんなプラントエンジア向けのプラント業界専門の求人情報サイトを紹介します。
「プラント特区」という求人サイトです。
無料で登録でき、匿名で利用できますので、興味がある方は登録してはいかがでしょうか?
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経験・スキルを80%活かして違う業界で活躍したい人向け
狙いは、「異業種同職種」です。
今働いている、プラント業界から別のプラント業界に業種を変えつつ、今と同じ職種への転職がオススメです。
一口にプラント業界といっても、石油精製、化学、鉄鋼、非鉄金属、窯業、紙パルプ、食品、医療品、ガス、発電、造船、自動車、航空宇宙、油脂、環境、バイオマス、次世代燃料、再生可能エネルギー、重機、道路、スマートグリッド、水ビジネス、社会インフラなどたくさんあります。
この中から、今とは違うプラント業種に転職するのがオススメです。
業種が違っても、職種が同じなら仕事の内容・進め方は共通する部分が多いので、今のスキルや経験を活かせます。
他にも、
プラント設計 →ゼネコン、サブコンの設計、機器メーカーの設計
施工管理 →ゼネコン、サブコンの施工管理
もオススメです。
今の会社で普通にやっている仕事のやり方であっても、違う会社ではシステム化されていない場合もあります。自分のやり方を導入するだけでも「改革レベル」に値することもあります。自分の経験に転職先のノウハウを融合させ、さらにスキルアップが可能です。今までの経験が評価されれば、給料アップが狙えます。
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経験・スキルを50%活かして立場を変えて仕事をしたい人向け
狙いは、「同業種異職種」です。
業界が同じなら、ベースとなる基本的な知識や人脈はそのまま使えますので、違う職種へ転職することができます。同じ業界であっても、職種が変わると仕事の内容は大きく違うので、刺激になります。
わざわざ転職をしなくても、今働いてる会社でやってみたい職種があれば「異動願い」を出して、職種を変えてみるのもオススメです。
同じ業界で働きたいけど、今の会社に「希望の職種が無い」場合は、転職が選択肢の1つとなります。
例えば、設計→技術営業、施工管理→設計、施工側のエンジニア→オーナー側エンジニア。といった具合です。
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経験・スキルを30%活かしつつ新しいことに挑戦したい人向け
狙いは、「異業種異職種」です。
私の転職は「異業種異職種(施工管理 →オーナー側エンジニア」でしたが、プラントエンジニアの経験・スキルをある程度活かすことがでました。しかし、必要な知識は全然足りず、一から覚えることがたくさんあって苦労しました。
「異業種異職種」といっても、プラントエンジアの経験が生かせる職種がオススメです。
例えば、
施工管理 →オーナー側エンジニア(設備管理技術者)
プラント設計 → 機器メーカーの技術営業・品質管理、コンサルタント
オーナー側エンジニア →ゼネコン、サブコンの施工管理
私は「異業種異職種」への転職でしたが、何年か経ってから「水処理プラント」を管理する部門にも配属されたことがあります。
どの業界にも「規模は小さくても、いろんなプラントがあって、プラントエンジアの経験が生かせる職種はたくさんあるんだな。」と感じました。
新しいことに挑戦ができ、視野も広がり専門スキルもアップして、給料もアップしたので、私の転職は成功でした。
そんなプラントエンジアのスキル・経験が生かせる求人は、まだまだ眠っています。
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