設備管理技術者(ビルメン)とプラントエンジニアの仕事の違いは?

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設備管理技術者(ビルメン)とプラントエンジニアの仕事の違いをご存じですか?

どちらも、プラントや建物設備に携わる技術者なので、同じような仕事の内容だと思っていませんか?
私が、プラントエンジニア(施工管理技術者)から設備管理技術者(ビルメン)に転職した経験を元に、2つの違いを紹介します。

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目次

・私の経歴
・立場の違いは?
・仕事内容の違いは?

私の経歴

大学の機械工学科を卒業後、プラントエンジニアリング会社にプラントエンジニアとして入社しました。入社後は、施工管理を専門に行う部署に配属されました。そこで建設工事やメンテナンス工事の施工監理技術者として4年間勤めた後、精密機械メーカーの製造工場・オフィスビルの設備を管理する設備管理技術者に転職しました。

立場の違いは?

プラント、製造工場、オフィスビルは、すべて建築設備の部類です。
これらの建物設備を建てて、使って(稼働)、維持管理(メンテナンス)していくためには技術者(エンジニア)が必要です。
どのフェーズに携わるかによって仕事の内容が変わってきます。
また、施主側(発注側・ユーザー)と施工側(受注側)によっても仕事内容が変わります。
私の場合は、
プラントエンジニア時代は「施工側」でしたが、転職後は「ユーザー側」の設備管理技術者となりました。
ユーザー側の「プラントエンジニア」もいますので、すべてが同じとは言いません。その辺りは、ご容赦ください。

仕事内容の違いは?

施工側の目的は、依頼された工事を「短納期でできるだけ安く高品質で仕上げる」ことです。そのため、施工管理技術者の仕事は、工事の「品質管理」「工程管理」「コスト管理」「安全管理」をします。

一方、ユーザー側の目的は、プラントや製造工場、オフィルビルを有効に使って、事業活動をすることです。そのために、プラントや工場を建てたり、メンテンスをしていきます。ユーザー側の設備管理技術者の仕事は、「建物や工場のライフサイクルコスト(建設~使用~廃棄までの費用をトータルで考えたもの)をできるだけ安く抑えること」です。
ですので、プラントや工場を点検したりメンテナンスして維持管理をすることになります。その中で、自分ではできない建設工事やメンテナンス工事を工事会社へ依頼することになります。

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