プラントエンジニアに必要な資格って何でしょう?プラントエンジニアは、専門性の高い技術職ですがプラントエンジア業界は、特殊な業界なのであまり詳しい情報を調べても分かりません。
私が化学プラントのプラントエンジニア(施工管理技術者)で働いていた経験を元に、そんな気になる情報を紹介します。
目次
・私の経歴、保有資格一覧
・就活で必須の資格は?
・転職で必須の資格は?
・オススメの資格は?
私の経歴
大学の機械工学科を卒業後、プラントエンジニアリング会社にプラントエンジニアとして入社しました。入社後は、機械設備工事の施工管理を専門に行う部署に配属されました。そこで建設工事やメンテナンス工事の施工監理技術者として4年間勤めた後、精密機械メーカーの製造工場・オフィスビルの設備を管理する設備管理技術者に転職しました。
保有資格一覧
私が保有している資格の一覧です。
こんなに必要なの?とびっくりした方もいますよね?
安心してください、プラントエンジア時代に取った資格はわずかです。
設備監理技術者(ビルメン)に転職してから取得したものが断然多いです。
■電気
第3種電気主任技術者(通称:電験3種)
エネルギー管理士
第2種電気工事士
■機械・設備
高圧ガス製造保安責任者(甲種機械)
1級管工事施工管理技士
建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)
ファシリティマネージャー
エネルギー管理士
ボイラー整備士
2級ボイラー技士
玉掛技能講習
■化学系
第2種作業環境測定士
環境計量士(濃度関係)
毒劇物取扱者
危険物取扱者(甲種・乙4)
有機溶剤作業主任者
特定化学物質等作業主任者
■公害防止関係
公害防止管理者(水質1種)
公害防止管理者(大気1種)
特別管理産業破棄物管理責任者
■安全衛生
第1種衛生管理者
第2種酸素欠乏症危険作業主任者
防火管理者
就活で必須の資格は?
新卒の方が、プラントエンジニアになるために必須の資格はありません。
私は、何も資格を持っていませんでしたし、同期・先輩後輩を見渡しても学生時代に資格を持っていた人はほとんどいませんでした。
内定をもらってから入社するまでの期間に余裕があれば、資格を取っておいても良いかな?という程度です。
プラントエンジニアには、専門性が求められますので、自分の専門を生かせる分野に進んでください。エンジニアは、化学系、機械系、電気系、計装計、土木系、建築系と、細かく分担されて、各分野のエンジニアが一丸となって1つのプロジェクトを進めることになります。
転職で必須の資格は?
プラントエンジニアに転職するために、必須の資格はありません。
プラントエンジアリング業界で大切なことは、前職での経験、専門スキル、実績です。
施工管理技術者に転職したいならば、自分の専門の「施工管理技士」の資格があるとアピールができます。プラントエンジニアは、専門性が深いので難しい資格を持っていても、転職先の職種にマッチしないと持っていても役に立ちません。
但し、客観的に、自分のスキルを判断してもらえるのであるに越したことはありません。
オススメの資格は?
化学プラントで働くプラントエンジニア(機械工事の施工監理技術者)にオススメの資格を紹介します。
【オススメ度】
◎:無いと困る。
○:知識として必要。是非取ってください。
△:自分の領域外の資格。知って方が良い程度。
■機械・設備
◎玉掛技能講習
○高圧ガス製造保安責任者(甲種)
○1級管工事施工管理技士
○溶接管理技術者
○ボイラー整備士
○2級ボイラー技士
■安全衛生
◎第2種酸素欠乏症危険作業主任者
■化学系
○危険物取扱者(甲種・乙4)
○有機溶剤作業主任者
○特定化学物質等作業主任者
■電気
△第2種電気工事士
特に、機械系のエンジニアには電気の知識が無くても仕事はできます。
電気のエンジニアが居るので困ることはありませんが、最低限の電気の知識は知っておいて損はしません。
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