空調機ドレンパン・排水受けの点検は義務?絶対必要?その理由は?

空調機のドレンパン・排水受けの点検・清掃は絶対実施しないといけないのでしょうか?
空調機は、オフィルビル、お店、学校、ホテルの天井に必ずと言っていいほど設置されています。
ドレンパン・排水受けの点検・清掃の必要性も含めて、そんな気になる情報を紹介します。

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結論

空調機のドレンパン・排水受けの点検は「法律」で決まっている
「清掃」は必要に応じて実施すれば良い

目次

何の法律で決まっている?
点検・清掃の理由・目的は?
レジオネラ菌とは?

何の法律で決まっている?

2つの法律で決まっています。
1つは、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則。もう1つは、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(別名:ビル管理法、建築物衛生法)です。

法律で決まっているため、法律の適用となる建物では、絶対実施しなければなりません。

【事務所衛生基準規則の条文】
九条の二
空気調和設備内に設けられた排水受けについて、当該排水受けの使用開始時及び使用を開始した後、一月以内ごとに一回、定期的に、その汚れ及び閉塞の状況を点検し、必要に応じ、その清掃を行うこと。
ただし、一月を超える期間使用しない排水受け係る当該使用しない期間においては、この限りでない。

点検・清掃の理由・目的は?

空調機のドレンパン・排水受けの点検や清掃が法律で決まっていることは分かりましたが、どうして法律で決まっているのでしょうか?

事務所衛生基準規則の条文では、
「空気調和設備を設けている場合は、病原体によって室の内部の空気が汚染されることを防止するため」と書かれています。

詳しく調べたところ「レジオネラ属菌」が「空調ドレン水やスライム」に生息しており、これが原因で肺炎になることが理由でした。
つまり、「レジオネラ菌による部屋の空気が汚染されるのを防ぐ」ことが点検、清掃の目的です。

レジオネラ菌とは?

レジオネラ属菌は、1976年にアメリカで集団肺炎が発症した時に見つかった病原性細菌です。日本でも1981年に「レジオネラ肺炎の感染者」が初めて見つかり、その後毎年のように多くの感染者が出ています。
感染者数は「新型インフルエンザ」ほどは多くないものの、死亡率は圧倒的に上回っています。

レジオネラ属菌は自然界の水系(沼、池、河川、温泉等)や土壌に広く存在する菌で現在約55種類ほどが確認されています。

主な感染ルートは、浴槽、給水、冷却水が感染源となり、そこから発生するエアロゾルを吸引することで発症します。
最近、家庭でも頻繁に使用している「加湿器」や「加湿機能付き空気清浄機」も感染源となるので、定期的な清掃が必要となっています。

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