とある物件選びに関するアンケートでは、部屋選びで失敗した経験のある人の割合が40%以上と報告されています。このように、部屋探しは難しいということですね。どうすれば失敗せずに物件を探すことができるのでしょうか?
結論:絶対に譲れないポイントを明確にしてそれ以外は妥協する
このサイトの管理人の経験でも「もっとこうだったらなぁ」と感じるところはたくさんありました。
しかし、自分がこだわった譲れないポイントは満たしていれば「まぁいいか」と納得できました。注意しないと、あれもこれもと欲張って物件を探してしまいます。なかなか満足するものが見つからず妥協して契約した結果、不満が溜まってイライラすることになってしまうのです。
では部屋探しの各ステップでのポイントを整理しましょう
事前準備
希望の物件の条件を決める
いきなり不動産屋に行っても、条件が決まっていないと時間が掛かるばかりです。不動産屋に行く前に、条件や自分がどんな部屋に住みたいかを一度確認しましょう。
最低限必要な情報
・予算
・住みたいエリア
・広さ、間取り
・引っ越し時期
譲れない条件を整理して優先順位を決める
条件面の例:
予算、駅からの距離、間取り、コンビニ・スーパーの近さ、病院の近さ、防音、防犯、暑さ、寒さ、清潔さ、キッチンの広さ、バス・トイレ別、ゴミ捨場は物件専用?、24時間ゴミ出しOK?、駐車場の有無、単身専用アパート?、ペット可、楽器可、室内干しできるか?冷暖房設備、ガスの種類(LP,都市ガス)、BS/CS/ケーブルTVは?、インターネット環境は?、オートロック、暖房便座、ウォシュレット
上げ出すとキリがありませんが、譲れないポイントをはっきりさせておくと不動産屋や内覧の際でも迷わず判断することができます。
インターネットで物件を検索
条件が決まったらインターネットで検索して、当てはまる物件を探しましょう。また、家賃の相場も確認しておきましょう。予算内で条件に合う物件が無い場合は、条件の見直しが必要となります。尚、家賃は給料の30%以下が無理なく生活できる範囲といわれています。
不動産屋に行き物件を紹介してもらう
インターネットで見つけた物件があれば紹介してもらいましょう。また、インターネットに掲載されていない物件も多くあるため条件を伝えます。
このときの注意点としては、自分が考えている予算より少し低めを伝えることです。理由は、紹介される物件を並べると金額の高いものが見栄えが良いので高い金額の物件を選びたくなります。少し低めの予算を伝えることで、本当の予算近辺の物件になるのです。
また、複数の不動産屋に行くと良いです。理由は、掘り出し物件を紹介してもらえたり仲介手数料が半額などキャンペーンを行っている場合もあるからです。
物件の内覧・下見での注意点
いよいよ内覧です。現地でなければ分からないことがたくさんありますのでしっかり確認しましょう。
・近隣で騒音は無いか?幹線道路など。
・共用場所は汚れていないか?
・隣との壁は薄くないか?(叩いてチェック)
・スマホ電波の状況(部屋の中での電波の強さ)
・収納は十分か?
・TVのアンテナコンセントの場所は?
・コンセントの数は足りているか?
・ゴミ捨て場は物件専用か?
・24時間ゴミ出しOKか?
・手持ちの家具、家電は搬入可能か?置き場所は確保できるか?
・照明はあるか?
・冷暖房はあるか?古すぎないか?
・室内干しができるか?
・カーテンは既製品サイズか?
納得いくまでチェックして、どの項目を優先にするか整理しておきましょう。希望通りで無い点は妥協できますか?
その他に確認しておきたいポイント
入居後に失敗しないために確認したい内容としては、以下の4項目です。この内容を確認することで安心して住める物件かどうかの目安となります。
・物件でのクレームやトラブル事例
・前の住人の退去理由と住居期間
・近隣住人の職業(学生は避ける)
・単身専用物件かどうか?
学生は生活が不規則で騒がしい傾向にあるので避けましょう。自分が学生で気にならないなら構いません。
単身専用物件なら静かですが、そうでなければ周りの生活音、話し声が気になる可能性があるのでチェックしておきましょう。
このようにしっかり調べて準備をしても近隣住人だけは選べません。「運」であり「当たり外れ」がありますので、皆さんが常識人であることを祈るばかりです。
希望の設備や、値下げ交渉するテクニック
妥協する点を少しでも減らすためにも「ここがこうだったら契約するんだけど」と交渉してみましょう。例えば、「室内干しの設備があれば」「家賃があと**安ければ」
まとめ
紹介される物件は複数の不動産会社が扱っているので、すぐ決めないと先を超される場合があります。希望の物件を逃さないためにも、譲れない点、妥協できる点を明確にして即決できる準備をしておきましょう。
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