【追徴課税450万】個人事業者に来た税務調査の体験談①

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税務調査を体験したとがありますか?経験したくもありませんが、税務調査は個人にもやってきます。
今回は、個人事業主の知人(Aさん)の体験談を紹介します。

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税務署からの電話

11月のある日突然、税務調査の電話が自宅に掛かってきました。
電話は平日に掛かってきましたが、Aさんは不在でした。電話を取ったのは、奥さんだったそうです。

税務署:「●●税務署です。Aさんは居ますか?」
奥さん:「不在です。」
税務署:「確定申告の書類で気になることがあるので、Aさんとお話をしたい。」

プロフィール

ここで、Aさんのプロフィールを紹介します。
Aさんは、サラリーマンで不動産賃貸業を行っています。

不動産賃貸業は、開業8年目で確定申告(青色申告)をしていました。
日頃の帳簿の管理や経理業務、確定申告の作業は税理士に依頼せず、Aさんの奥さんが行っていました。Aさんは経理業務の全てを奥さんに一任していた為、経理の詳細を知らなかったそうです。

税務調査の電話は、開業8年目に来ました。それまで税務署からの連絡は一度も無かったそうです。

税務調査の事前通知

税務署:「確定申告の書類で気になることがあるので、Aさんと直接話をしたい。」
奥さん:「確定申告は私がやっていますので、私がお答えします。」
税務署:「Aさんご本人と直接話をしなければなりません。」
奥さん:「経理のことは私に一任されています。Aさんは、確定申告や帳簿の中身を一切知りません。私がお答えします。」
税務署:「確定申告の不動産の部分について調査をさせて頂きます。経費の詳細を知りたいので確認をさせてください。」
奥さん:「分かりました。私が対応します。」
税務署:「来週か再来週には話を聞きたいので、平日で都合の良い日を教えてください。その時には、Aさんも同席してください。」
奥さん:「Aさんは、会社員なので平日だと会社を休まないといけません。私だけではダメですか?」
税務署:「全権を奥様に委任することを、Aさんに確認できれば同席しなくても良い。まずは、Aさんに税務調査を開始する通知をしないといけないので、税務署に電話をするように伝えてください。」

Aさんは、奥さんからの伝言を受け税務署に電話をしました。

税務署:「これは税務調査の事前通知の電話です。確定申告の不動産の内容について調査を始めます。まずは、過去3年分調査をします。問題無ければこれで終了ですが、状況によっては、さらに2年分さかのぼることになります。あらかじめ、ご了承下さい。つまり、合計5年分を調査することになります。来週か再来週には話を伺いたいので、領収書や請求書、経費の帳簿を準備してください。会社を休めないようでしたら、奥様に一任して頂いても結構です。」
Aさん:「経理の詳細については把握できていないので、私は質問に対してお答えできません。今回の応対は妻に一任します。」

以上が税務調査の事前通知の電話です。

税務署と対面しての調査(1回目)は、奥様が税務署に出向いて対応することになりました。
ちなみに、調査を受ける場所は、どこでも良いそうです。税務署に出向いても良いですし、税務署に自宅に来てもらっても良いそうです。しかし、普段事務作業をしている場所もチェックされるので、一度は自宅に来るようです。

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