たった4項目で公害防止管理者(大気)の選任要件をチェックする方法

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公害防止管理者(大気汚染防止法)の選任要件をご存じですか?特定工場の定義を知っていますか?特定施設、有害物質、ばい煙発生施設はどうでしょう?

馴染みがない言葉でも、法律に則った管理をしていないと、知らないうちに法令違反となります。悪質な場合は、工場の操業が停止になることもあります。そうならないように、注意してください。

結論:公害防止管理者の選任が必要かどうか?確認することは4つだけ

1.特定工場(業種)の確認
2.ばい煙発生施設の確認
3.有害物質使用の確認
4.排出ガス量(湿り)の確認

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私の経歴

水質と大気の特定工場で公害防止管理者に選任され長年業務を行っていました。
資格は、大気1種 水質1種 の免状を持っています。(公害防止管理者おすすめテキスト)

公害防止管理者の選任有無の確認事項4つ

1.特定工場(業種)の確認
2.ばい煙発生施設の確認
3.有害物質使用の確認
4.排出ガス量(湿り)の確認

1.業種の確認

次のいずれかの業種に該当する「特定工場」かどうか?
・製造業(物品の加工業含む)
・電気供給業
・ガス供給業
・熱供給業
→YES:「2」のチェックへ
→NO:大気関係の公害防止管理者の選任必要なし

2.ばい煙発生施設の確認

「大気汚染防止法のばい煙発生施設」の中で、
同法施行令別表第1の13の項の施設(廃棄物焼却炉)以外の施設があるか?
→YES:「3」のチェックへ
→NO:大気関係の公害防止管理者の選任必要なし

3.有害物質使用の確認

「大気汚染防止法のばい煙発生施設」の中で、
同法施行令別表第1の9の項、14の項~26の項に該当する施設があるか?
→YES:「4(有害有)」のチェックへ
→NO:「5(有害無)」のチェックへ

4.排出ガス量(湿り)の確認(有害物質:有)

ばい煙発生施設から排出される排出ガスの合計が4万m3N/h以上か?
(排出ガス量は、個々のばい煙発生施設の最大排出ガス量(湿り)の合計)
→YES:公害防止管理者の選任が必要(必要資格:大気1種)
→NO:公害防止管理者の選任が必要(必要資格:大気1種、又は2種)

5.排出ガス量(湿り)の確認(有害物質:無)

ばい煙発生施設から排出される排出ガスの合計が4万m3N/h以上か?
(排出ガス量は、個々のばい煙発生施設の最大排出ガス量(湿り)の合計)
→YES:公害防止管理者の選任が必要(必要資格:大気1種、又は3種)
→NO:「6(有害無)」のチェックへ

6.排出ガス量(湿り)の確認(有害物質:無)

ばい煙発生施設から排出される排出ガスの合計が1万m3N/h以上~4万m3N/h以上未満か?
(排出ガス量は、個々のばい煙発生施設の最大排出ガス量(湿り)の合計)
→YES:公害防止管理者の選任が必要(必要資格:大気1~4種のいずれか)
→NO:大気関係の公害防止管理者の選任必要なし

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