プラントエンジニア・設備管理技術者の転職体験談

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実際に転職をした設備管理技術者が体験談を紹介します。
前職での経験だけでなく、どれだけ専門資格を持っているかによって合否が左右されると感じました。
これから、設備管理業界への転職を考えている方の参考になれば幸いです。

私の転職体験談

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前職と転職先

新卒で就職した会社は、化学プラントのエンジニアリング会社でした。職種は、化学プラント設備の保守・保全業務を行っていました。ここで、4年弱働いた後に精密機械メーカーに転職しました。

職種は、半導体工場の設備管理業務です。仕事の内容としては、前職と共通する部分が多かったのですが、転職後の方が守備範囲が広くなりスキルアップにつながりました。

なぜ転職しようと思ったのか?

元々、新卒時には研究開発職を希望していましたが、希望が叶わず現場に近い部署への配属となりました。配属された部署は希望の職種ではありませんでしたが”石の上にも3年”ということで、がむしゃらに仕事に打ち込みました。その間、複合的な要因が重なり、転職することを決意しました。

主な理由は

・3K職場だった(きつい、汚い、危険)
・残業が多かった
・仕事内容が単調で自己成長を感じることができなかった
・研究開発職への異動の見込みもゼロだった。

というです。

転職までのスケジュール

転職活動を始めてから、実際に転職するまで1年半程掛かりました。理由は、仕事がとても忙しい時期があり、途中転職活動を中断したためです。中断しなければ、1年未満で決まったと思います。一般的には、早ければ3ヶ月ぐらいで決まるようです。

転職活動スタート

転職情報の収集

情報の収集は主に2つ。「転職情報サイトへの登録」と「個別企業のHP(中途採用情報)の閲覧」です。

登録した転職情報サイトは、「リクナビNEXT」です。このサイトに掲載されている求人へ自分で直接応募しました。

リクナビNEXT

「転職エージェント」による転職活動はしませんでした。理由は、転職に関する情報をまずは収集し、ゆっくり転職を考えたかったからです。同僚の転職者は「転職エージェント」を活用して入社していました。転職サイトのエージェントからアポイントがあった場合は、しっかり活用すると良いそうです。転職サイトへの登録無料ですし、求人紹介も無料とのこと。さらに、キャリア相談や職務経歴書の書き方の指導や面接の練習までやってくれることもあるそうです。これらもすべて無料とのことです。活用してみて下さい。

リクルートエージェント
DODA(デューダ)

1年目

精密機械メーカーの研究開発職へ応募しました。しかし、未経験の職種であるためほぼ全滅。なかなか面接には進めませんでしたが、なんとか1社の面接を受けることができました。

面接(1社目):精密機械メーカー
面接の中では、「前職を活かした職種なら次のステップに進めるが、未経験の研究開発職での採用は無い」とのことでした。未経験職種への転職の厳しさを痛感しました。

2年目

仕事の都合で一時中断していましたが、転職活動を再開。2年目は、希望職種を少し現場に近い、機械設計・生産技術へ変更し応募しました。しかし、やはり未経験職種であるためほぼ全滅でしたが、1社の面接を受けることができました。

面接(2社目):精密機械メーカー
この面接の中でも、前回同様に前職を活かした職種なら次のステップに進めるが、未経験の職種での採用は無いとのことでした。やはり、未経験職種への転職はとても厳しかったです。

そこで、応募職種を、前職と同じ職種である「設備管理」に絞り、再度応募したところ1社の面接を受けました。

面接(3社目):精密機械メーカー
ちょうど半導体の工場建設が決定したため「設備管理技術者」の補強が必要とのことでした。前職とは、業界が異なりますが、同じ設備管理の経験があるため高評価となりました。また、保有していた資格もポイントが高かったようです。設備管理の業務は、法的な縛りが多く有資格がいないと工場の操業ができません。当時保有していた資格は次の7つです。どれもそれほど難しい資格ではありませんでしたが、持っておいて本当に良かったと思います。

・2級ボイラー技士
・ボイラー整備士
・危険物取扱者(乙4)
・有機溶剤作業主任者
・特定化学物質作業主任者
・玉掛け
・第2種酸素欠乏危険作業主任者

会社を辞めるまで

転職活動をする前に、先輩・後輩には事前に相談をしていましたが、上司には一切報告していませんでした。

転職先が決まってからすぐに上司へ報告し、約2ヶ月後に退社することとなりました。当然、引き留めもありましたが、転職先が既に決まっているということで比較的スムーズにて退社することができました。後任者への引き継ぎも2ヶ月間あったのでスムーズだったと思います。しかしながら、会社にはご迷惑をおかけしたと思います。

転職活動通じての感想

設備管理の転職では、保有資格が合否を分ける

転職の決め手となったのが、保有資格であったことは前述の通りですが少し補足します。

資格を取得していたことが高評価だった理由は、残業が多い状況でも試験勉強ができる「自己コントールのできる人材」「向上心のある人材」であると評価して頂いた様です。このように、専門資格を保有していることで自分の長所を評価して頂けたことは非常に光栄でした。

これから、転職を考えている人は、是非専門資格を取得を目指して下さい。転職後も、継続して資格取得に取り組み多くの資格を取得しました。

未経験職種への転職は難しい

転職先の人事の方の話では、中途採用者の応募は部単位で募集しており基本的には”即戦力の人材を求めている”。中途採用で未経験者を採用するのは非常に希。職種転換を希望するならば、所属する会社の中で行うべきとのことでした。

今思えば、前職の時に異動の相談をしましたが、相談したのは職場上司だけで人事部に相談しませんでした。もし、人事部に相談していれば、転職はしなかったかもしれません。

転職サイトのエージェントは活用すべき

このサイトの管理人は、転職エージェントを活用しませんでしたが、転職サイトのエージェントからアポイントがあった場合は、しっかり活用すると良いそうです(転職した同僚談)転職サイトへの登録無料、案件を紹介してもらうのも無料とのこと。さらに、キャリア相談にも乗ってくれるし、職務経歴書の書き方の指導や面接の練習までやってくれることもあるそうです。これらもすべて無料とのことです。

まとめ

・設備管理の転職では、保有資格が合否を分ける
・転職先をじっくり探したいなら「転職サイト」を見て自分で応募
・すぐにでも転職したいなら「転職エージェント」を活用
・未経験職種への転職は難しい。職種転換するなら今の会社で行うべき。

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