公害防止管理者(大気1種)を目指している皆さん、こんにちは。
このサイトの管理人が、公害防止管理者(大気1種)に合格した勉強方法、勉強時間、使った参考書、過去問題集など合格のコツを合格体験記として紹介します。少しでも参考になれれば幸いです。
■取得のきっかけ
転職した会社では、公害防止管理者(大気)の選任が必要となっていましたので受験を決めました。
この資格を取得する前に、公害防止管理者(水質)を取得していましたが内容が全く異なるため非常に苦労しました。2回目の受験でなんとか合格することができました。
■難易度:難(★★★★★)
このサイトの管理人は22種類の資格を取得しましたが、最も苦労した資格の1つです。
■受験回数:2回
■使用教材(2年間通して結局、使った教材はこの2つだけ)
参考書:新・公害防止の技術と法規、大気編(出版社:産業管理協会)
¥9,900
(2024/12/12 13:14:27時点 Amazon調べ-詳細)
問題集:公害防止管理者等国家試験問題「正解とヒント」大気関係(出版社:産業管理協会)
¥5,500
(2024/12/12 17:29:47時点 Amazon調べ-詳細)
■生活環境:既婚、子供あり
勉強期間、勉強方法、スケジュール
勉強方針は1年目も2年目も同様で、とにかく過去問の答えを暗記するまで繰り返し解く。最低3回以上解くこと。問題を解いていく中で、都度参考書を確認し関連知識も肉付けしていきました。大気特論の計算問題は、過去に受験したエネルギー管理士(熱)や危険物取扱者(甲種・乙4)で経験していましたのでそれほど苦労はしませんでした。しかし、覚える内容が多く、過去問はそのまま出題されず少しひねった計算がでますので、理解していない状態でも丸暗記では対応が難しくなります。
■1年目
・勉強期間;5ヶ月間
5ヶ月前~:
少しづつ勉強を始める。基本は妻・子供が寝ている早朝(5時起床)に勉強を行った。その代わり、子供の寝かしつけを担当し早めに就寝する習慣とした。まずは、参考書「新・公害防止の技術と法規」をざーっと読んだ。これから過去問を解いていくためにこの参考書(通称:電話帳)を使い倒していくのでこの分厚い参考書への抵抗感を無くす。この段階では、内容を理解するのでは無く、どんなことが書いてあるか確認する程度。と言いつつも、試験問題はこの参考書から基本出るので過去問に書いていない内容も目を通した。しかし、予備知識が無いので頭にほどんと入ってこない。とても苦痛な期間。
4ヶ月前~:
過去問を解き始める。この期間は、過去問の解き方を理解することに重点をおいた。解答解説を読み、参考書で詳細を確認する。確認した参考書のページを、問題のところにメモをしておく。これで次に問題を解くときにすぐ参考書で詳細が確認できるようになる。無理に覚えようとせず内容の理解に徹するように努めた。物性、分析技術などの暗記物は後回し。理由は、この段階で覚えても忘れるため、計算問題は、詳細な計算プロセスを書いた模範解答を書いたオリジナルノートを作成した。この内容が自分で解けるようになるまで繰り返し過去問を解いた。過去問を解く中で繰り返し出てくる暗記が必要な項目の「オリジナルノート」を作成し、暗記モノの準備をする。
3ヶ月前~:
過去問題を繰り返し解く。繰り返し問題を解くことで、少しずつ覚えた内容も増えてきたが、本格的な暗記作業はまだ未着手。平日は早朝(5時起き)に勉強し、週末は土日のどちらか1日は図書館で勉強。
1ヶ月前~:
過去問題をひたすら繰り返し解き、都度参考書で詳細について確認。過去問の内容もある程度記憶に残ってきてる。細かい内容は記憶できていないので、暗記物にも力を入れる。勉強時間をさらに増やす。
2週間前~:
ラストスパート。仕事以外はずーっと勉強。詰め込むだけ詰め込む期間。暗記・暗記・暗記。
結果:不合格(「大規模大気特論」「大気有害物質特論」)
2科目以外は合格したが、ひねった問題に対応できなかったことが不合格の原因。過去問はほぼ100%暗記していたが、丸暗記では対応できなかった。応用力不足を痛感。
■2年目
・勉強期間;4ヶ月間
4ヶ月前~:
2年目は、受験科目が2科目のため勉強開始を少し遅らせ、少しづつ勉強を始める。それ以外は、1年目とほぼ同じ進め方。基本は妻・子供が寝ている早朝(5時起床)に勉強を行った。まずは、参考書「新・公害防止の技術と法規」をざーっと読んだ。暗記用のオリジナルノートは、昨年作成しているため理解度、進み具合は順調。続けて過去問題を解き始め、都度参考書で詳細を確認、必要な部分はオリジナルノートへ転記していく作業。無理に覚えようとせず内容の理解に徹していく。物性、分析技術などの暗記物は後回し。
3ヶ月前~:
過去問題をひたすら繰り返し解く。本格的な暗記作業はまだ未着手。平日は早朝(5時起き)に勉強し、週末は土日のどちらか1日は図書館で勉強。
1ヶ月前~:
過去問題をひたすら繰り返し解き、都度参考書で詳細について確認。過去問の内容もある程度記憶に残ってきてる。暗記物にも力を入れる。
2週間前~:
ラストスパート。仕事以外はずーっと勉強。詰め込むだけ詰め込む期間。暗記・暗記・暗記。
結果:合格
■まとめ
勉強方法としては、過去問中心でほぼ100%暗記できるまで繰り返し解きました。この試験は暗記することが多いのでとにかく繰り返し問題を解くことが合格の鍵となります。過去5年分の過去問をほぼ100%覚えれば、合格できます。
但し、少しひねった問題も出ますので丸暗記だけでは不十分な面もあります。過去問を解く中で参考書もあわせて確認し、総合力を身につけましょう。
コツは、早い段階では言葉や内容の理解、計算問題を中心に実施し、直前(1ヶ月~)で記憶できていない暗記モノに力を入れると効率的かと思います。
このサイト管理人は、関連資格として「環境計量士(濃度)」「公害防止管理者(水質)」も取得していますが「水質」に比べると「大気」の方が断然難しかったです。
管理人の経験から言えば、この3つの資格の難易度順は、「環境計量士>大気1種>水質1種」となります。
【あわせて読みたい記事】
<→設備資格ランキング>
<→環境計量士合格体験>
<→作業環境測定士合格体験>
<→公害防止管理者(水質1種)合格体験記>
関連
コメント