エネルギー管理士の難易度と基礎学力別の取り方

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エネルギー管理士の難易度や基礎学力別の取得法を紹介します。

取得法は大きく2つ。

1つは独学、もう1つは通信教育による勉強法です。

難易度

やや難しい。計算問題もありますので、単純に言葉を暗記するだけでは合格は難しく、応用問題に対応する専門知識が必要となります。危険物取扱者(乙4)など他の設備資格を含めこのサイトの管理人が保有する資格の難易度をランク付けしています。参考にして下さい<→設備系資格難易度ランキング

資格の概要

エネルギー管理士は、通称:省エネ法(正式名称:エネルギー使用の合理化に関する法律)で決められています。この省エネ法は、化石燃料を持たない日本が、石油ショックのエネルギー問題に直面したことをきっかけにエネルギーを有効且つ合理的に使うために制定されました。

また、この法律で資格を持っている人が、一定のエネルギーを使用する工場には必ず必要となっています。いわゆる”選任義務”があります。つまり、資格保有者が居ない法律違反になるのです。このため、資格はやみくもに難しいだけではなく、一定の知識レベルがあれば合格できるような資格制度となっています。

さらに最近は、地球温暖化といった省エネルギーや省資源の観点からもエネルギー管理の重要性が高まってきており、エネルギー管理士の需要も高まっています。

このような側面からも多くの有資格者・有識者を育成する資格制度となっています。その1つとして、免状を取得する方法が2つあることです。超難関資格は年1回の試験のみですが、エネルギー管理士は年1回の試験に加え、認定講習も年1回あります。つまり、免状を取得するチャンスは、年2回あります。
2つ目として、試験では科目合格制度もありますので、4科目ある試験科目を1回で全部合格する必要はありません。コツコツ勉強をすれば複数年で合格する道もあるのです。

このようにエネルギー管理士資格は、難しい資格ではありますが一定の専門知識があれば免状を取得することができます。

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免状を取得する方法は2つ

合格率は、エネルギー管理認定研修の方が高い

1.エネルギー管理士試験に合格する
試験: 毎年8月上旬
合格率:20~30%

2.エネルギー管理認定研修を修了する
研修: 毎年12月上旬
合格率:60~70%

基礎学力別の資格取得方法

1.基礎学力に自信がある人
現在既に、設備管理や省エネの実務を行っている人や、電験3種、危険物取扱者などの関連資格保有者は、独学で合格することができます。
このサイトの管理人も独学で資格を取得しました。使用したテキスト、勉強法といった合格体験記はこちらをご覧下さい。
<→エネルギー管理士の合格体験記

2.基礎学力に自信の無い人
全くの素人でこれから勉強を始める人。熱科目で言えば、熱力学、流体力学といった基礎知識が無い人。電気科目で言えば、電気理論・電気数学についての基礎知識が無い人は、独学でいきなり参考書や過去問題集に取り組んでも理解するのが難しいと思います。

そのような場合は、通信教育、資格スクールへの受講をオススメします。本屋で販売されているテキストよりも解説が詳しく、基礎レベルから徐々にレベルアップしていきますので取り組みやすい内容となっています。基礎からじっくり取り組むことは、エネルギー管理の業務を行う上で必ず役に立ちます。

エネルギー管理士の通信教育講座

通信教育講座が少ないこともエネルギー管理士の取得を難しくしている要因の1つかと思いますが、有名どころはこちらの2つになります。

JTEXは、テキストとレポートによる教材となっており、価格が安くなっています。基礎からしっかり勉強したいが、価格は抑えたい人はこちらがオススメとなります。

一方、eーDENはDVD講座とテキストのためより詳しい解説が必要向けとなっていますが、その分価格はJTEXよりは高くなっています。値段は高くても、より詳しい解説を求める人はこちらがオススメとなります。

・JTEX(ジェイテックス)
総合通信教育のJTEX。
資格や技能にあった講座を多数取扱い。
約200の講座から選べる総合通信教育。

eーDEN

このように、免状を取得するにはいろいろな方法がありますので、ご自分にあった取得方法を選んで下さい。

あわせて読みたい
<→エネルギー管理士は熱、電気どっちがオススメ?>

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